過日、この料理をまかないで食べました。 帯広豚丼は、熱く切ったバラ肉を甘辛醤油ダレに付けて、炭火で焼いて、熱々のごはんの上に乗せます。調理法としては、理想的です。 弊店が、炭火で食材を焼くのをメインにしているのなら、造作ない事ですが、志がない蕎麦屋で炭焼き出来る店は、そうそう…… more ないでしょう。いつオーダーが来るかわからないのに、炭火の用意はとても出来ません。もしお客様のオーダーを受けてから、炭火を起こしたとして、炭の遠赤外線効果を得るためには、火を起こしてから30分かかります。専門店でなくては、無理です。 帯広でも、家庭で豚丼を作る場合は、フライパンで作るそうです。写真は、フライパンで豚肉を焼いた豚丼です。 通常なら、試作に苦労する事は珍しいのですが、実は豚丼は簡単そうに見えて、苦労しました。タレは、ほぼ1発でクリアしました。かつて、「ブランド豚肉の黒糖そばつゆ惣酢（ソース）炒め」を試作していますので、そのソースをアレンジして、すぐにイメージ通りの味になりました。 http://funkyrutin.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-c28f.html 苦労の原因の1つは、厚いバラ肉を使いたかった事。でも厚いバラ肉をフライパンで焼いた場合、中までちゃんと火を通すと、赤身肉がパサパサになります。試行錯誤しましたが、厚いバラ肉を使うのは、断念しました。 弊店の客層は、それなりに年齢が高いので、脂身の少ないロース肉も試しましたが、結論として豚丼に向かないです。フライパンだと、赤身肉のパサつきが気になります。 赤身肉に均等に火を通そうとすると、炭火の遠赤外線効果で焼くに限ります。フライパンでは、どうしても表面に火が通り過ぎて、赤身肉がパサついてしまいます。 結局赤身肉のパサ付きを感じさせないためには、薄くスライスしたバラ肉を使わざるを得ませんでした。肉が薄いので、噛み応えはないですが、しょうがないです。 ご飯と共に食べるので、タレは「ブランド豚肉の黒糖そばつゆ惣酢（ソース）炒め」より味を濃くしています。100%納得はしていないものの、美味しくは出来ました。でもこのタレで、厚い豚バラ肉を炭火で焼いたら、なお美味いでしょうね。 Sorry Japanese only! ↓クリックお願いします 蕎麦(そば) ブログランキングへ にほんブログ村 close

そばつゆ豚丼